出品者視点でのヤフオクの釣り上げ入札について


たまたまヤフーオークション(以下ヤフオク)に毎週24点以上出品している真面目な業者さんと会話する機会がありました。その際に、釣り上げ入札や『出品中にやられると困ること』、更には『本当にあったのか?』と疑うような面白い話を聞く事が出来たので、載せられる範囲で公開します。

釣り上げ入札とは?

出品した品物に対して、想定価格に届いていない場合や、入札に白熱しいる入札者がいる場合に入札価格を競り合って不当に釣り上げる行為。知っている業者も含めて、どんな時に釣り上げ入札が行われているのかを聞いてみた結果、下記のような回答が返ってきました。

釣り上げ入札のケース 悪質/仕方ない
仕入れ値、もしくは人件費を考慮すると赤字なので、釣り上げる場合 禁止行為なので、やってはいけない事だが、話を聞いていたら、仕方ないのかな・・・と言う感もあった。
競り合ってくれる人がいるから釣り上げる場合 悪質。今回話した人の場合、やっていないとのこと。
出品後に記載内容の誤りに気付いて取り消そうとしたが、取り消そうにも常連の入札者がいて、仕方なく自アカウントで落札を狙う場合 仕方ないんですかね。むしろ良心的にも感じたが、取り方は人それぞれだと思いました。複数個あるような商品であればその後再出品する事も有るが、明らかに一点ものであれば、同業者に買い取ってもらったりして、常連さんに嫌なイメージを与えないようにしているとのこと。個人的には、取り消して再出品すれば良いのでは・・・と思いましたが。

釣り上げ入札に利用されるアカウントの種類は?

これは、聞いてみたら数種類出ておきました。

アカウントの種類 コメント
2個目のアカウント 自身のサブアカウント。落札用、出品用で分けられていると、評価数が100に上っている事もあり、釣り上げアカウントと判別するのは難しい
従業員のアカウント 業者がパートやバイトで雇っている従業員が普段使っているアカウント。これも見分けるのが難しい
評価が少ない暫定アカウント 評価数が10以下のアカウント。あまりしつこく入札すると雰囲気が悪くなるので、利益が出るギリギリの水準まで持ち上げた後は利用しないとのこと
新規アカウント 間違い出品を消す際に使い捨てで利用したことがあったと言っていました。落札後、落札者都合でキャンセルし、手数料を無くすのが目的とのこと。対象の出品物の落札後の状態を入念に見ていれば判別可能だが、普通はそこまでしないので。

釣り上げ入札へのヤフーの対応

許さない! 悪質な入札、注文として、警告は出されています。釣り上げにあったと思った際には、ヤフーのいたずら入札トラブル申告制度に関する規定から申告する事が出来ます。ただし、同一のPCから異なるアカウントを利用して、アカウントAで出品し、アカウントBで入札可能であるのが現状で、システム的な対応は緩いようです(学校や職場環境、一部ケーブルTV環境からのヤフオク利用では、複数の別人が同一IP、同一PCで複数アカウントを切り替えて利用するケースも有りえるので、申告制にしたのだと推測しますが・・・)。

ヤフオクの収入源は落札価格に対しての手数料であるので、釣り上げて落札金額が上がれば、その分手数料も上がる・・・とうがった見方をせずに、悪戯入札や釣り上げ入札のパトロールにお金をかけるよりも申告制にして、問題があった場合のみ対処する方式とすれば、コストパフォーマンスが良いと考えるのが妥当そうです。

出品者として困った入札パターンを教えて

面白そうなので質問してみました。当初は『釣り上げ入札中に困るケースを教えて』と質問したのですが、出てきた答えは『出品していて困ったケース』でした。これは、仕事上、ヤフオクを利用している真面目な業者が困るケースなので、悪質な業者の例ではない点を念頭に置いてください。

  • 入札取り消しで場が覚めないように間違い出品物を予備のアカウントで落札しようとしている際に、常連が競り合ってしまうケース。
  • 複数個同時出品中(例えば、数量:5で出品している場合)に妥当な金額が5000円だったとすると、数量が揃わなければ落札しないオプションを使って、数量5で4800円で入札されるケース。この場合、4800円の下に3000円等の入札があって、4800円を超える入札が1件でもあると、異常に安く落札してしまうアカウントが出てしまうとのこと
  • 毎回品物が落札されないであろう金額で入札必ず行ってくるアカウントがあり、周囲から釣り上げ行為と勘違いされるケース。落札されるときちんと買ってくれるので、悪戯入札でも何でもないが、周囲からは常に見え見えの釣り上げを行っているように見えてしまうとのこと。
  • 同上のパターンで、更に悪い事に評価不要で評価数2,3で常連になってしまわれるケース
  • 同業者の僻みで入札妨害や、違反出品を付けられるケース

聞いていて面白かったのは、釣り上げを行われないように評価不要としている常連さんがついてしまうケースも周りからは釣り上げ行為とみられてしまっている様だとの事で、嬉しい悲鳴なのかどうかがわからず、質問していたこちらも仕方ないので一緒に笑っておきました。

他にも面白いケースはありました?

何気に面白いケースがいくつも出てきたので、悪乗りして質問してみました。真面目な業者相手の質問だったので、顧客とのトラブルではなく、『本当にこんなケースがあったの?』と言うような内容でした。

  • 入金だけして住所を送ってこない(妻に入金をしてもらって、夫が住所を送るのを忘れいていたケース)
  • 以前のノウハウがあったので、横展開で新規アカウントを作成した所、入札件数が新規アカウントの割に多すぎて、そのまま詐欺アカウント扱いされてアカウントロックされたケース(しかも、アカウントロックに伴い取引ナビ等が利用不可となった為、入金だけされたがその後の連絡が取れなくなり、先方から電話連絡があってやっと発送できたとのこと)。
  • 海外発送不可としているにも関わらず、海外在住者からの船便指定での発送依頼があった(PS4等を出品した時に入ってくる詐欺連絡ではなく、本当に落札され、入金、発送まで問題なく出来たとのこと)

最後に

当初、釣り上げ入札に関しては悪いイメージを持っていましたが、『商売としてやっている場合には、その商売を継続可能なレベルまで少しだけ釣り上げ入札をしている』ケースもあるみたいですね。悪質な物を除き、目くじらを立てない方が良さそうだと言う感想を持ちました。

『釣り上げの被害にあわない為には』と言う見出しも入れようとしましたが、被害者意識を持つ前に、怪しければ熱くならずに入札をやめれば良いだけなので、良くも悪くも自己責任で、一般常識から逸脱しないようにヤフオクを利用していこうと思いました。

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