FreeNASのプラグインであるMiniDLNAを利用中にMP4が見つからない場合の対処方法について質問に、文章のみで回答するのが難しかった為、1つの投稿としてまとめました。
MP4が更新されない理由
MiniDLNAでは、minidlna.confのiotifyと、notify_intervalの設定値で監視対象ディレクトリ以下の映像(動画)、MP3、画像等をリストを何秒おきに更新するかを定義しています。この設定値により、DLNA経由でDLNAクライアントに参照可能なファイル一覧を渡しているため、ファイルリストが古い=最新の状態ではないとなります。つまり、この値が何になっているかを把握しないでMP4が更新されないと言う現象だけを見てしまうと、ソフトウェアの不都合のように感じてしまうわけです。
※ 設定ファイルの意味は『Ubuntu13.10へminidlnaをインストールする』参照。
解決方法
MiniDLNAの監視ディレクトリ下に置いたMP4等のコンテンツ情報を更新する方法
- minidlna.confのiotifyと、notify_intervalを調整する(ファイルを置いた直後には更新されないので注意)
- FreeNAS再起動を行う(再起動時にDBを再構築してくれるので)
- MiniDLNAのDBファイルを削除する
FreeNASのMiniDLNAでの自動更新のデフォルト設定値
FreeNAS上でのMiniDLNAの設定画面は下記の通り。赤枠部分がリフレッシュの間隔を秒単位で指定している個所です。
下記にFreeNASのMiniDLNAのデフォルトの設定値を載せます。notify_intervalが895であることから、60で割って、約15分おきに更新される事がわかります。この値はファイル数が多すぎる場合にはもっと大きな値(例えば3600等)にすると良いでしょう。
media_dir= port=8200 inotify=yes enable_tivo=no strict_dlna=no notify_interval=895
ちなみに、ウェブ画面より設定変更すると、/mnt/<任意のディレクトリ>/jails/minidlna_1/usr/pbi/minidlna-amd64/etc/minidlna.confが更新されるようです。見当たらなければ、find / -name minidlna.confで検索すれば良いと思います。
最後に
DLNAを使うに当たっては、ファイルを追加した後にすぐに認識させたければ再起動、ないしはminidlnaのサービスのON/OFFが手っ取り早そうです。急ぎで無ければ、設定さえ合っていれば放っておけば更新されるので、その辺は上手い事付き合っていくと言う事で良いのではないでしょうか。