LAN配線工事費用を安くする HOW TO


当Blogにて無線LANの中継についての質問を頂き、中継は不安定なのでLAN工事にすれば、1Gbpsでの通信や、将来的な10Gbpsを見越せると思い、LAN工事の値段を調べてみたところかなり高いんですね。LAN工事の依頼は大まかに出張費、施工費、部材費あたりで値段をつけているようですが、検索してすぐに出てくる業者さんの場合には、4万円近辺が多いようでした。

トラブルなく、対価を払ってLAN工事を無事に完遂してもらうには妥当な値段です。金額的に問題なければLAN工事に手慣れた業者にお願いするのが無難です。この投稿はもう少しLAN工事費を安く出来ないかと検討した結果です。

30mの屋根裏ケーブル配線お願いした場合の費用比較

まずは、ざっくりと30mの屋根裏配線をお願いした場合にどの程度かかるのかを調べてみた結果です。比較用にNTTに依頼して電話線を同じルートで引いた際の費用も載せておきます。

30mの屋根裏ケーブル配線お願いした場合の費用比較
業者 費用 施工内容
業者A 38,260 円 基本工事費、出張費、木造住宅施工費
業者B 42,000 円 出張費等が安かったが、1mあたりの単価が高かった為、この値段になった。
近場の電気屋さん 15,000 円 普段付き合いのある電気屋さんに相談してみました。LANケーブルをこちらで用意し、線を通すだけ通してもらう前提で見積もった額。話している最中にLANケーブルは付き合いで無料で良いよと言ってくれましたが、本来であればLANケーブル代を入れて+4000円程度でしょう。
NTT(電話線工事) 10,000 円 電話線を屋根裏に通す工事をお願いした場合の費用。実際にお願いしたら部材費込みで1万円でした。8本線のLANケーブル自体が2本線の電話線に比べて値段が高いことと、NTTの場合には継続的に案件が入っている事や、本来の儲けは月々の電話代である事から単純比較してはいけないが、利益を考えずに屋根裏配線した場合の一番良心的な値段だと想定。

上記のように、LAN工事を普通に頼むと30m程度の屋根裏配線では4万円程度を見積もった方が良いようでした。仮に私が独立して1日に1件だけ、仕事としてLAN工事を請けた場合に生活の為に譲れないラインは2万強と考えるので、そこに必要経費と儲けをのせると適正価格だとは思いましたが、PLCや無線LANルータを買わずに浮くのが1万円前後で、そこに有線LANによる通信速度や安定性、セキュリティ上の不安が無くなると言うメリットに対して、幾らの値段を付けるかです。本音を言うと、もう少し安く出来ないかと考えた検討結果を下記に載せます。

それと、実はこの30mと言う単位。施工側から見れば50mだろうが多少手間と施工時間が増える程度です。重要なのは配線の仕方で長さではありません。銅線のLANケーブルの上限である100mを超えたあたりで、光に変換しようか、それとも中継器かHUBを使おうかと考える程度です。

LAN工事の頼み方

頼み方・・・と言うよりも頼まれるときに伝えてくれると見積もりの精度が増す事項です。

LAN施工依頼時の頼み方
伝える内容 コメント
戸建/集合住宅/階数/築○○年/木造/鉄筋 借家か持家かもまとめて伝えます。借家の場合はオーナーの許可が必要だったりと手間がかかるので、予めオーナーに相談しておくのも良い。築○○年は施工の目安になるので大体でも良いので伝えます。2階建て、3階建て等の情報も必須。特に3階以上への配線は費用が上がってくるはず。屋根裏の有無やクーラーの有無(室外機用に空いている穴を利用可能かを判断する)も伝えてもらえると助かるところです。
予算 無線LANやPLCを導入せずに浮く費用5000円~1.5万円と、1Gbps、もしくは10Gbpsの速度を得る事による付加価値の合計でこちらの言い値を伝えます。2万程度が目安でしょうか。後は依頼先と相談して決めます。
配線距離に応じて予算は変わるはずですが、最低限確保されるべき費用は人件費(施工者の時間をどの程度拘束するか)と部材費です。
住所、氏名、電話番号 施工日の交通費や交通時間の目安と当日の連絡手段になるので。番地等は予算を言って折り合いがついてから言っても良いです。
見積もり日/施工日 見積もりを別の日に出向いて行うと人件費が余計にかかってしまうため、施工日が見積もり日になるはずです。施工日に施工の前に見積もりをしてもらい、施工前に金額について同意を取っておきます。見積もり内容に問題なければ施工してもらいます。家の構造上、見積額が予算を大きく上回った場合には、見積もり料だけを払って施工を取りやめます。施工するにせよキャンセルするにせよ、折角来てくれたので、お茶菓子とお茶は出した方が良いと思います。
駐車場の有無 部材を運ぶために車で来る事が大半なので、事前に伝えましょう。コインパーキングの場合には、大体の費用を伝えておきます。

LAN工事の見積内容の見方

何も知らないと余計なオプションまで付いてきてしまうので、見積書を見るときのキーワードです。不要な物が書かれていたら訂正してもらいます。最初に予算を伝えてあれば、後は業者側で上手い事取り計らってくれると思いますが・・・・モジュラージャックなどは不要なので断ります。HUBやルータも必要なら値段を聞いて、高ければ自前で用意します。

LAN施工依頼時、見積書に載る内容
費目 必須/不要 コメント
出張料金 必須 当たり前の請求なので必須
人件費・技術料 必須 当たり前の請求なので必須。
見積もり費用 ほぼ必須 見積もり無料だと逆に施工費が高くなったりする。施工前に見積もりを出してもらうのは必須条件。良心的な業者は見積もりを施工前に出し、見積もり費用を取るか、施工費に入れる事が多い。見積もりの結果断る事もあるので、その場合のキャンセル料の意味合いも含めて必須。見積もりを施工後にする(見積もりなしで請求していますので、実際には見積もりじゃないですね。)業者は施工後にふっかけてくることがあるのでやめた方が良い。
LANケーブル代(宅内用) 必須 30円/1mが最安値
LANケーブル代(屋外用) 任意 屋外配線する場合、天候により劣化しないように保護されているケーブルが屋外用ケーブル。宅内用に比べ5~10倍程度の値段であってもおかしくは無いし、その価値はある。屋外をはわせる場合には検討する事。
露出配線費用 不要 人件費・技術料に含まれているべき。もしも部屋の中をケーブルを引き回すだけで○○円/1m等と請求された場合、『壁沿いに予長10m程度で丸めておいておいてください』と言って後は自分でやってもOK。自信がなければやってもらってもOK。
モール配線費用 任意 モールを使う場合モール代が必要になる。不器用で無ければ後で自分でやっても良い。賃貸住宅の場合、接着剤付のモールを使ってしまうと、解約時に元に戻すのが大変なので注意。
天井裏配線費用 任意 人件費・技術料に含まれているべき。天井裏配線は結構手間がかかり、見えない分リスクがあります。○○円/1m等ではなく、天井裏配線出来る/出来ないの2択しかないので、+5000円程度で見積もっておき、工事が大変そうに見えたりしたら、(個人経営の電気屋さんの場合には)最後に別途気持ちで請求額とは別に渡しておくと良いかもしれません。天井裏で1時間以上作業していたら障害物等予期せぬ手間がかかっていると思われます。
ルータ設定代金 任意 ブロードバンドルータを買ってきた場合、マニュアルの通りに設定するだけなので不要だと思います。かける費用に見合っていると思えば頼んでください。
HUB設置代金 不要 家庭用のHUBの場合は、電源ケーブル接続して、LANケーブルを接続するだけです。間違える要素は一切ありません。見積もりに載っていたら削ります。
モジュラージャック作成 不要 ただのLANケーブルの差込口(こんなヤツ)です。LANケーブルはHUBかルータのLANポートに繋げるはずなので、わざわざノイズを拾う場所を増やす必要もないので不要。モジュラージャックからHUBまで新規にLANケーブルを買って配線するのは無駄だと思いませんか?しかし、安ければ検討してもOKです。
※企業の場合には、管理の都合上つける事が多いです。

必要最小限の予算で近所の電気屋さんにLAN工事を依頼する方法

あらかじめ両端が加工済みで必要十分なケーブルを用意しておき、『用意済みのLANケーブルをTV配線と同じ要領で配線してください』でOK。両端加工済みのケーブルなら、屋根裏配線等はプロに任せてしまい、LANの両端をHUBやルータに差し込むのを自分でやれば良いだけです。人件費と出張費、それにモールやタイラップの代金以外入る余地がありません。LANケーブルは最大100Mなので、その半分の50M(屋内用)50M(屋外用)かしめ具セットでも買っておき、余った分はHUBの近くに丸めておくか、自分でLANのかしめ具を購入して切り詰めればいいでしょう。

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