NAS4Free 9.1.x.x によるファイルサーバ構築+DLNA+ZFS


nas4freeはfreenas7系から派生した簡単な設定で高機能なNASが作成できる勧めのNASソリューションです。nas4freeをUSBメモリBOOTにしてファイルサーバを構築することにより、ZFSによるraid-z(raid5)や、raid-z2(raid6)で保護された安価なNASが完成します。もちろん、DLNAやitunesにも対応しています。

この記事では、nas4freeをUSBメモリにインストールし、日本語化、ネットワークとZFSで作成したボリュームの共有、それとDLNAサーバを構築するところまでを記載します。

※freenasの方が、本家なのでより良いようなイメージを持っていたのですが、実際に試してみると、nas4freeの方がわかりやすいインターフェースとなっており、初心者にもお勧めしやすいNASソリューションでした。

CD-ROMブートしてのnas4freeのインストール

スクリーンショットを多用しての解説となります。選択肢がある場合には、選択した状態でスクリーンショットを取るようにしています。

1番、ないしは2番を選んで次へ。何もしなくても勝手に進みます。

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ある程度待っていると、下記のような画面になります。USBメモリにインストールしたいので、USBメモリがさしてある状態で9番を選びます。

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1番でOK。

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インストールメディアの選択。DVD-ROMドライブ等が選択されていると思いますので、そのまま次へ。

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インストール先の選択。USBメモリを選んで次へ(ここではVmwareのディスクが表示されています。)

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インストールが数分で完了しますので、enterキーを置きます。

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次の画面に戻るので、Exitを選びます。

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再起動して、USBメモリにインストールしたnas4freeからブートするので、7番を選択します。

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再起動してもいいか?と聞かれるので、Yesで。

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再起動すると、下記のメニューが出ます。待っていればタイムアウトして次に進むので放置、もしくはenterキーで。

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USBからnas4freeが起動したら、2番を選択してIPアドレスを設定します。

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DHCPは使わないので、NOを選択。

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IPアドレスを入力します。ここでは、暫定的に172.20.1.90としています。一般的には、192.168.1.10等が多いでしょうか。

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サブネットマスクを入れます。大抵のネットワークは24のままで良いはずです。

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ゲートウェイを登録します。間違っていると、メールが送れなかったりします。

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DNSサーバのアドレスを入れます。これも間違っているとメール送信などが出来ません。

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IPv6は使わないので、Noを選択します。

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設定がすんだら、http://172.20.1.90 にウェブブラウザでアクセスするように促されます。

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nas4freeの初期設定と日本語化

ログインする際には、デフォルトのユーザー名/パスワードであるadmin/nas4free でログインします。

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ログインしたら、下記のような画面になります。まだ日本語化していないので、英語で表示されているはずです。

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System>Generalを選択して、日本語化します。

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日本語化に必要なのは、下記の赤枠で囲った部分です。

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管理者のパスワード変更

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消費電力抑制のために未使用時にCPUがクロックダウンされるようにする

初期構築が終わって、安定運用フェーズに入ってからでも問題ありません。

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ユーザーの追加

ファイル共有にアクセスするユーザーを作成します。ここでは、userと言うユーザー名で追加しています。お好みでユーザーを追加してください。

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HDDの認識とZFSによるRAIDの構築

ディスク>マネージメントを開くと、デフォルトでは下記のように何もディスクが登録されていないので、プラスマークをクリックして、HDDを登録します。

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ディスクの追加例。RAIDを組むHDDを全て登録します。4台のHDDがあるなら、4回、同じ操作をします。電源管理等は全てのHDDで同じ設定にします。

また、ファイルシステム事前フォーマットでは、ZFS storage pool deviceを選択しておくことで、この操作後にスムーズにZFSによるRAIDが構築できます。

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1つ目のディスクを登録した時点での画面例です。

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今回は、4台のHDDでRAID-Zを組むので、4台に同じ設定を施したら、変更の適用を押します。

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変更の適用後に、各ディスクのステータスがオンラインになります。注意してほしい所は、ファイルシステムの列がZFS storage pool deviceになっているかです。これが有効になっていないと、ZFSを組む際にディスクが見つからない状態になり、はまる事があります。

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ディスク>ZFSを選択した後に、仮想デバイスを選択します。

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仮想デバイスを追加します。今回は、4台のHDDでRAID-Z(RAID5)を構築します。

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問題なく、ZFSによるRAIDが出来たら、変更の適用も押します。

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マネージメント画面に映り、実際にストレージを使えるようにします。

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ZFSプールを追加します。

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追加したら、変更の適用で。

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問題なく、状態がONLINEになった事を確認します。工場出荷時の状態に戻したりしていると、HDDの状態と、設定内容に不整合が発生し、エラーが出たりするようになります。その場合には、HDDをWindowsから初期化するなり、LinuxからDDするなりして初期化し、念のために、nas4freeのUSBディスクフォーマットしてから、再度インストールから再開するのが近道かと。

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TOPページに戻って、システムインフォメーションを表示させると、下記のようにディスク使用率に、追加したZFSプールが表示されています。

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SAMBA(CIFS/SMB)によるファイル共有の設定

nas4freeをファイルサーバにするために、CIFS/SMBの有効列の赤いマイナスマークをクリックして、SAMBAの設定を行います。

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注意点は、文字コードです。赤枠で囲っている部分は必ず設定します。

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SAMBAの共有設定の追加

次に、共有ディレクトリを追加して、ZFSで作ったボリューム/mnt/fileserverをWindowsからアクセスできるようにSAMBAの共有設定を行います。

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下記の画面の赤枠部分を設定します。

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パスの横の『…』をクリックすると、下記のような画面がポップアップするので、fileserverを選択します。

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OKボタンを押します。

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共有が追加されたら、変更の適用を押します。

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ここまで出来たら、Windowsから『\172.20.1.90』にアクセスします。(IPアドレスは構築中のnas4freeサーバのIPアドレスに適宜読み替えてください。)

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DLNA/UPnPサーバのセットアップ

nas4freeにはデフォルトでFUPPESと言うDLNAサーバが組み込まれているので、これを使います。今回は、/mnt/fileserver 直下にメディアファイルがあると仮定して設定しています。一度構築がすんだ後に、お好みでパスを変更してください。

赤枠内を全て設定してください。なお、何度もやり直していると、DLNAサーバが起動しなくなるトラブルが出ました。その場合には、ポート番号を少し変更してやることで、起動するようになりました(バッドノウハウですね。再起動でも直らなかったので・・・・)

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メールの送信設定を行う

問題が発生した場合や、日々のNASの情報がメール送信されるように設定します。システム>高度な設定>メールより、送信元アドレス(何でもいい)と、メールサーバの情報を入力します。

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ディスクの情報がメール送信されるようにする

ディスク>マネージメント>SMARTより、赤枠内の設定を行い、NASのディスク情報が送信されるようにしておきます。

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スケジュールされたセルフテストは下記のように設定します。ディスク1つずつに設定する必要があるようです。

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深夜2時になったら自動的にシャットダウンさせる

昨今は電気代の高騰により、HDDを何台も積んだファイルサーバを動かしっぱなしにするのは、環境的にも、お財布的にも宜しくない時代になってしまいました。そこで、nas4freeサーバにアクセスするときだけ、WOL(wake on lan)でWindowsマシンからマジックパケットを飛ばして、ファイルサーバの電源を入れるようにし、深夜2時(何時でも構いませんが)になったら自動的にシャットダウンする設定にします。

WOLの設定については、別途記事を書きますが、Microsoftで公開されている『Wakeup-Computer.ps1』を使って、バッチファイルをデスクトップに置いておくことで、必要な時にバッチファイルをダブルクリックして、ファイルサーバを起動しています。家の場合、起動には1分以内なので、特にストレスなく運用できています。

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一例として、私が使っているWOLのバッチファイルを下記に載せておきます。wol_fileserver.batとでもして、保存し、『Wakeup-Computer.ps1』と同じディレクトリに置いておけばいいかと。後は、バッチファイルのショートカットをデスクトップに出せばOKです。


powershell .Wakeup-Computer.ps1 -macAddress "60:EB:60:AA:5D:B1"

以上で、nas4freeによるファイルサーバ件メディアサーバの構築が完了です。

nas4freeに派生する前のfreeNASと言う製品は、高機能になっているのですが、ウェブインターフェースが使いにくく進化してしまっており、ただの家庭用ファイルサーバとして使うのであれば、nas4freeの方が誰にでもお勧めできる感があります。

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2 Responses to NAS4Free 9.1.x.x によるファイルサーバ構築+DLNA+ZFS

  1. 通りすがり 曰く:

    初期ログインパスワードはnas4freeです

    • lasas 曰く:

      ご指摘ありがとうございます。訂正しておきます。

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