今まで独自ドメインによるメールサーバを運用してきましたが、メールサーバはセキュリティ上の懸念事項も多く、独自ドメインを運用可能なサービスを幾つか比較検討した結果、一人当たりGoogleAppsが500円/月と安かったことから、乗り換えました。
要件
- 運用はサービス運営側が行ってくれる
- 600円/月以下である
- 複数ドメインを運用出来る
- ヘルプが充実しており、調べる際にイライラしない
- 複数のメールアドレスに送られてくるメールを1つのメールボックスで受け取れる
- Outlookで利用可能
- スマートフォンから利用可能
- セキュリティ運用はサービス提供側が確保してくれていること
- 新規、移行のどちらでも簡単に対応できること
上記の要件を満たすように検討したサービスは下記の通り。
サービス名 | 月額 | 複数ドメイン対応 | コメント |
---|---|---|---|
Gmail | 無料 | ○ | 独自ドメインを取得し、メール転送サービスを利用し、Gmail宛に転送する事で独自ドメインでの運用が可能。しかし、メール転送サービスとの併用を何時までGoogleが許可してくれるかは保証が無いことと、メール転送の為に余計なサーバを経由する事は、メールの盗聴個所が増えると言う事なので却下した。 |
Exchange Online | 440円 | ○ | Microsoftのサービスに関して調べる際に毎回思う事。『やりたい事を実現する事が出来るのか調べるのが大変。そうだ。他のにしよう。』。と言う事で検討中止。 |
Google Apps | 500円 | ○ | 今回選択した。決め手は複数のドメインを扱えることと、1アカウントが保有するメールボックスで、複数のメールアドレスのエイリアス、つまり複数のメールアカウントを設定可能だった為。 |
と言うことで、GoogleAppsを用いて独自ドメインのメールアドレスを運用する事にしました。申し込みページから質問されるとおりに進めるだけで問題なかったのですが、その際の進め方を載せておきます。
ドメインは既にValueDomainで取得済みだったので、メールサーバの向き先を変更する形で設定しています。ドメインの新規取得の場合には、お名前.comや設定中に出てくるGoogleの案内で新規ドメインを取得すれば良いのではないでしょうか。
必要情報を入れて次へを押す。
今回は、既にドメインを取得済みなので、『既に購入済みのドメイン名を使用する』を選択する。新規に習得する場合には、下側の『今すぐ新しいドメインを購入する』を選択すれば良いと思います。
上記のとおり、アカウント作成画面になるので、管理者として設定するアカウント(1つしかアカウントを作らないので、利用するアカウントと同じ)を設定する。
アカウントの設定方法を選択します。特に困る事はないと感じたので、自分で設定する事にします。初めて知りましたが、電話でサポートを受ける事も出来るのですね。電話代がいくらかかるのか不明ですが・・・8008ってどこに繋がるのでしょう?
開始を押します。
アカウントは先ほどの画面で追加済みなので、ここで同じユーザーを追加しようとしてエラーになった画面です。何もせずに次へを押せばいいです。
利用しているドメインの管理会社のコントロールパネルを開く事を要請しています。
今回は、ValueDomainを開きます。
お名前.comの人はそちらを開きます。
ドメインの所有者であることを確認する為に、取得済みのドメインにTXTレコードにGoogleが指定した値を設定するします。
ドメインが自分の物であることを設定するTXTレコードを上記のように設定しました。この画面はValueDomainのものなので、必要に応じて読み替えてください。
TXTレコードを設定した後、数分待ってから、『TXT確認レコードを保存しました』をチェックします。
TXTレコードを確認して、対象ドメインの所有者がGoogleAppsを設定しているユーザーであることが確認出来たら、今度はメールの送信先をGoogleのメールサーバにするために、メール送信先を設定します。これはTXTレコードを設定した後に追記していく感じになるはずです。
上記の設定が終わって、数分待ってから、GoogleAppsの設定画面に戻って、設定を進めていきます。
『MXレコードを保存しました』を押して、DNSの細心の設定が反映されたら、次へ進めます。
ドメインを確認し、メールを設定を押すと、先に進めます。
そのうち、先に進めます。
ドメインとメールの設定が完了すると、次へを押せます。
設定が完了したら、続行を押して、GoogleAppsにログインします。
先ほど作成したアカウントでログインします。
設定を開始を押して、案内の通りに先に進めます。
多分、気になると思うので、月額料金の支払い画面も載せておきます。500円/月ですね。
後は、OutlookからExchangeServerと連携するように、OutlookとGoogleAppsで連携する為には、google apps syncをインストールします。
ここまでの設定で、GoogleAppsに今まで使っていたOutlook上の既存メールも転送されるので、良い感じにGoogleAppsに移行する事が出来ます。AndroidやiPhoneからもGoogleAppsを利用できるので、これで、自宅PC、外出先のスマートフォン、タブレットから、常に同じメールデータを参照する事が出来ますね。