古いノートPCをLibreELEC(kodi)で再生利用する


kodiはバージョン13まではXBMCと呼ばれていたオープンソースのメディアアプリケーションです。LibreELECはkodiを含むLinuxパッケージで、インストーラをダウンロードしセットアップするだけで、セットアップしたPCのHDDのビデオや、ネットワーク越し(Windowsファイル共有、sambaも可)のビデオを再生することが出来ます。

更に、Android/iPhone対応のアプリも用意されており、「手元のスマホをリモコンにして各種メディアを楽しむ」ことも可能です。

LibreELEC はあまり性能を要求しない為、古いノートPCやデスクトップPC、買ったけど使っていないRaspberry Pi等が余っているようでしたら、下手に新しいネットワークメディアプレーヤーを買ったりせずに、LibreELECで自作してはいかがでしょうか?

LibreELECで出来ること

大抵のホームユースは何でもできます。具体的には以下のような用途に利用できます。

  • UPnP/DLNA
  • AirPlay
  • ファイルサーバ/NAS上のファイル共有を再生
  • NFS、ローカルHDD、内臓DVDドライブサポート
  • iPhone/Androidによるリモコン操作可能(アプリストアで「kodi remote」で検索)
  • ノートPC側にメニュー、TV側(HDMI出力)にでコンテンツ再生

LibreELECの素晴らしい点

私は、10年以上前のノートPCにLibreELECをインストールして利用しています。古いノートPCでもHDMI出力が出来れば利用可能なため、「最新のWindowsを入れて利用することは出来ないPC」であっても、有意義な再利用が可能です。

なお、当方で利用しているノートPCは有線LANは100Mbps、無線がieee802.11nですが十分に使えます。更にノートPCの場合バッテリーで動くため、出先でも利用できる利点があります。

以前はDLNAをセットアップしたFireTV等を利用していましたが、ずっと昔からとりためている動画はファイルサーバ上でフォルダごとに整理していることが多く、バッチ処理で新規動画はフォルダへ移動させています。

正直なところ「面倒な設定はしたくない!!Windowsファイル共有からそのまま再生させたい!!」が主な利用用途です。

10年程度前のPCやノートPC、一時期流行った低コストサーバ等の転用も可能です。Core2Duo以上で動くことを確認しています。初期のAtomCPUの場合、動画再生がカクつく可能性があるので、Core2Duo以上、Coreiシリーズがお勧めでしょうか。

PC種別HDMI出力有無評価コスト利用可否
ノートPC0円~余り物のノートPCの再利用を推奨。
同上0円~ モニタ一体型のDVDプレーヤーのような使い勝手。
VGA出力等があれば、PC本体から音を出してTV再生もできる可能性有
Raspberry Pi7千円~余り物のノートPCが無い場合は一押し。
デスクトップPC0円~余り物のデスクトップPCを転用。HDMI出力が無い場合には、3千円程度のビデオカードを増設。

上記に加え、インストーラ作成の為、1GB以上のUSBメモリを用意してください。セットアップ中の未利用する為、容量さえ満たしていればどのようなものでもOKです。

LibreELECのインストール(Windowsでインストール用USBを作成するパターン)

LibreELECのインストールは、USBメモリからブートしてのインストールが可能です。USBメモリ上確保されるのは512MBなので、余裕をもって1GB以上のUSBメモリを用意してください。なお、USBメモリ上に余計なパーティションがある場合には「フォーマットしますか?」と聞いてきますが、複数のパーティションが存在すると予想外のパーティションを利用されることもある為、可能な限り、全てのパーティション削除済みのUSBメモリを使う事をお勧めします。

USBメモリのパーティション削除方法

スタートメニューからWindows管理ツール > コンピュータの管理を選択します。

次に、ディスクの管理から、利用したいUSBメモリがのドライブを確認します。もしも、「未割り当て」以外のパーティションがあれば、右クリックして「ボリュームの削除」を選択します。

ボリュームの削除を選択すると、以下のように聞かれますので、「はい」を選択します。

※普段使いのHDDのパーティションを間違って選択して削除しない様、注意してください。

USBメモリ上の余計なパーティションを削除すると、以下画面のように「未割り当て」のみの表示となります。

LibreELECのダウンロードとインストール

LibreELECのダウンロードページから、今お使いのPC用のUSBメモリインストーラ作成ツールをダウンロードします。

ダウンロードした実行ファイルを右クリックし、「管理者として実行」すると、以下画面が起動します。

※「管理者として実行」を使わずにダブルクリック等した場合、USBメモリへの書き込み処理が出来ないと思います。

①番の選択肢は、LibreELECをインストールしたいPCに即したイメージを選択します。普通は上記画面の通り「Generic AMD/Intel/NVIDIA(x86_64)」を選択します。そして、②の「Download」を選択するとダウンロードが始まり、ダウンロードフォルダにインストーラが格納されます。

ダウンロード完了後、③にLibreELECのインストーラとするUSBメモリを選択し、④の「Write」を選択します。もしもUSBメモリを挿していない場合は表示されない為、USBメモリを挿してから、横のリロードボタンを押してください。

④「Write」を押すと以下メッセージが出ますので「Yes」を選択します。

しばらく待つと、以下画面のように「Writting done」となるので、「Close」で閉じます。

ここまででインストール用のUSBメモリの作成が完了しました。ここから先は、インストール対象のPCに今作成したUSBメモリを挿して、USBブートし、HDDへLibreELECをインストールしていきます。

LibreELECを対象PCへインストールする。

以下の画面のようにインストーラを進めてください。もしもUSBから起動できなかった場合にはBIOSへ入り、ブート順序をUSB優先にしてから再起動してください。

※BIOS画面はPCの電源を入れた直後にDel、F2等のキーを入力することで表示することが可能ですが、詳細は対象PCのマニュアルを確認してください。

※実際には、Core2Duoを搭載した10年以上前のノートPCにインストールしたのですが、スクリーンショットが汚くなるのでVmwareで取り直しています。

「Install LibreELEC」を選択して「OK」。

インストール対象のHDDを選択してOK。

インストールすると、元のHDDイメージが削除されることが警告されます。問題なければYes。

本当に消すけど良い?と再確認が出るので、Yes。

インストール中は以下のように進捗状態が表示されます。大人しく終わるまで待ちます。

インストールが終わったことを確認してOK。

元のインストールのメイン画面に戻るので、4番のRebootを選択してOK。

以上で、対象PCへのLibreELECの初期セットアップは完了です。

LibreELEC起動直後の設定

LibreELEC起動直後はホスト名、ネットワークインターフェース、有効化するサービス(SSH/Samba)の選択が出ます。無線LANを利用する場合には、無線の設定を入れます。

ホスト名はデフォルトで「LibreELEC」となっているので、問題なければそのままNext。

ネットワーク設定。無線を利用する場合には該当インターフェースを選択して無線設定を行います。SSIDやそのパスワード等を入力してください。設定出来たらNext。

サービス設定は、後で変更可能なので、そのままNext。

以上で、LibreELECの初期セットアップが完了しました。続いて日本語化等を済ませます。特に日本語フォントをインストールしないとネットワーク共有されたファイル名が文字化けするので、このまま流れ作業でセットアップを済ませてください。

(背景が赤でセーフモードとか書かれていたのですが、2回ほど再起動したら普通の青画面に直りました。vmwareに強引にインストールした為、初回起動時にHDD回りがおかしかったようです。)

LibreELECの日本語化

LibreELECはデフォルトで英語となっており、順番を考慮せずにRegionalでJapaneaseを選択すると、フォントが対応しておらず文字化けします。ですので、以下の順番で設定を行ってください。

・・・・順番を間違っても、一旦文字化けした画面からEnglishリージョンに戻せばいいだけですが・・・・

キーボード、ないしはマウスを使って画面左上の歯車マークをクリックします。

次に、「Interface」をクリックします。

「Skin」>「Fonts」をクリックします。

「Skin default」から、「Arial Based」に変更します。このフォントを事前に選択しておくことで、文字化けを回避できます。(勿論、RegionalをJapaneaseに変更してから、文字化けした画面をたどってフォント変更してもOKです。)

次に、「Regional」>「Language」を選択します。

Languagesに「Japanease」を選択します。

以下のような感じで、Addonとして日本語がダウンロードされて設定されます。

次いで、「Regional(地域)」>「Character Set(文字コード)」から、「Japanease(Shift-JIS)」を選択します。

ここまでの設定で、以下画面のようになります。

以上で日本語化完了です。

LibreELECの利用方法

LibreELECインストール直後にサービスの設定でデフォルトでSambaを有効にしています。ですので、LibreELECのIPアドレスを調べてWindowsファイル共有からアクセスし、ファイルを置くことで、ビデオ(Mp4等)や画像(家族写真、ペットの写真等)、音楽(mp3等)を格納できます。

そのために、まずはLibreELECのIPアドレスを調べます。

画面左上の歯車マークから設定画面に進み、「システム情報」を開き、その下の「ネットワーク情報」からIPアドレスを確認します。

下記のネットワークのIPアドレスがLibreELECのIPアドレスです。

ローカルHDDからの再生方法

次に、Windowsのエクスプローラから「\\10.1.0.242\」(上記画像で確認したIPアドレスで置き換えてください。)と入力してエンターキーを押します。

そうすると、以下のように共有がセットアップされています。

共有の中に「Videos」があるので、そこにファイルを置いてみます。

左側メニューからビデオ>ファイル>「Videos」の順に開きます。

選択すると、サムネイルのような形で再生が始まり、ファイル自体をきちんと選択すると全画面表示できます。

下記は再生中です。

NAS上のファイル再生方法

NAS上のファイルを再生する際には以下のようにします。

ビデオ>ファイル>ビデオを追加

ビデオソースの追加で「参照」を押下

ネットワーク上の場所を追加。

サーバのIPアドレス、ユーザー名、パスワードを入力してOK。

※NAS側で匿名アクセスを許可している場合はユーザー名、パスワードは空白でOK。

新しい共有を参照に、上記で設定したNASのIPが表示されるため、それを選択し、現れた共有から、ビデオ等が入っている共有を選択。

例として、「movie」と言う名の共有を作成して選択したのが下記。

フォルダを追加する際にオプション指定可能なため、必要に応じて選択し、OK。

追加したNASの共有は以下のようなアイコンで追加されます。

後は、追加した共有内の動画を適宜再生可能です。

iPhone/Androidからのリモコン操作

各々アプリストアで「kodi」で検索してください。オフィシャルアプリがあります。今回導入したLibreELECのIPを指定して接続してやることで、スマホからの操作が可能です。

使い勝手は?

子供にTVを見せるために利用しています。他の録画機で子供向けのTV番組をキーワード予約して録画しておき、それをネットワーク越しにLibreELECから再生しています。ノートPCのキーボードから操作可能なので、4歳児が使い方を覚えて操作しています。

ずっと昔に録画しておいたガ〇ダムやドラゴ〇ボール等も再生できるため、非常に役立っています。

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