ここ数年は2013年5月ごろに購入したPentium G2020T 2.50GHzを搭載したファイルサーバを利用していました。
しかし、マザーボード上のコンデンサは購入してから5年もするとガタがくることが多い為、性能向上もかねて予算3万円以下でリプレースしました。
Intel製CPUは品不足で高価になっていることと、Meltdown、Spectreの修正でパフォーマンス劣化があるため、ファイルサーバもRyzenとすることにしました。
交換自体は、Ubuntu18.04が入っているSSDをRyzen2200Gを搭載したマザーボードに載せ替えるだけです。 Linuxの場合標準ドライバはOS起動時に都度自動的にロードしてくれるため、 CPUがintel製からAMD製になったとしても、大半の場合は問題なく起動してくれます。
交換前後のスペックは以下の通りです。最近はVPSも利用しない為にメモリは8GBとしました。
交換前のスペック(2013年)
Pentium G2020T 2.50GHz × 2コア
MSI B75A-G43
DDR3-1600 8GB×2=16G
交換後のスペック(2019年)
AMD Ryzen2200G 3.5GHz×4コア
ASRock AMD B450
DDR4-2400 4GB×2 = 8GB
交換前後のTSファイルエンコード速度
30分のTSファイルのエンコードにかかった時間は以下の通り。
PentiumG 2020T 2.50GHz ×2コア・・・55分
Ryzen2200G 3.5GHz × 4コア・・・5分
ケースや電源、SSDはそのまま使いまわしたために、3万円以下で、TSファイルのエンコード速度を1/10以下にすることが出来ました。
以前はサーバをリプレースする際にはケースや電源も新調していましたが、CPU、マザー、メモリのみを交換するだけでも最新の性能を得ることが出来るので、家庭用サーバにあまり費用をかけることのできないお父さんにはお勧めのリプレース方法ですね。