QNAP NAS RAID5ボリュームへHDD追加して容量拡張する(SMR HDDでの実績)


以前、「QNAP Firmware Recovery方法 ~ 起動イメージ完全消去からの復旧 ~」で再構築したQNAPのNAS TS-653Proを利用しています。HDDはSeagate製の8TB/SMR(ST8000DM004)を利用しています。

当初、8TB×3台のRAID5で運用していたのですが、使用容量が100%となってしまったため、同型番のHDDを追加し、RAID5ボリュームの容量を14.54TB⇒21.81TBへ拡張します。

「SMRのHDDでRAID5って実用に耐えられるの?」 「NAS用HDD以外を使って大丈夫?」 と思う人も多いと思いますので、実例を兼ねてご紹介させて頂きます。

RAID5ボリューム容量拡張作業の流れ

  1. 追加購入したHDDを組み込む
  2. QNAPの管理コンソールから、ボリューム拡張する設定を行う
  3. 待つ。ひたすら待つ(50時間ぐらい)
  4. シックボリュームまたはシンボリュームを拡張する

1. 追加購入したHDDを組み込む

QNAP NASの電源を落として、単純にNASにHDDを組み込み、電源ONします。

2. QNAPの管理コンソールから、ボリューム拡張する設定を行う

事前に組み込んだHDDが認識されていることを確認します。今回はベイ4に追加した為、ディスク4として、下記が組み込まれました。

ストレージ/スナップショットより、拡張したいストレージプールを選択し、管理を押します。

NASの利用者が少人数で、同期処理の速度を優先としたい場合には、前もって、管理>最小リビルド速度を再同期優先(高速)に変更しておくと良いです。(同期中であってもこの設定は変更可能です)

プール拡張を押すと、更にプール拡張のメニューが出てくるので、それを押します。

ストレージプールの拡張ウィザードが起動するので、「新しいディスクを既存のRAIDグループに追加する」を選択し、対象のRAIDグループを選択します。そして、次へを押します。

追加するディスクを聞かれます。今回はドライブベイ4に入れたディスク4を追加したいので、チェックを入れて次へを押します。

作業後の構成の要約が表示されるため、想定通りであれば拡張を押します。

以下のメッセージが表示されます。メッセージの正確に言いなおすと「選択したディスク4のすべてのデータが消去されます。続行しますか?」と言う内容なので、OKを押します。

拡張を開始した旨のメッセージが表示されるのでOKを押します。

ストレージプールの管理画面に戻ります。ステータスが準備完了(これから拡張する準備が完了)となっていることと、ディスク4が追加されていることが確認できます。

3. 待つ。ひたすら待つ(50時間ぐらい)

ここから先はひたすら待ちます。移行中の画面は以下で、ステータスは「警告(移行中)」となり、再同期の速度は44.78MB/s出ているようです。完了するまで48時間強とのことです。

管理画面を開きっぱなしにしている意味もないので、QNAPの管理コンソールは閉じてしまい、ひたすら待ちます。途中から40MB/s程度だったマイグレーション速度が80MB/s程度に上がりました。(拡張分の容量のマイグレーション処理に差し掛かった時に、単純にゼロ埋めに出来るため早くなったものと推察)

4.シックボリュームまたはシンボリュームを拡張する

Diskの追加が完了したら、次にシックボリューム(シンボリュームでも手順はほぼ同じ)の拡張を行います。

ストレージ&スナップショットから、該当のシックボリュームを選択して、管理を押します。

ボリュームのサイズ変更を押します。

ボリュームのサイズ変更ウィザードで、新規要領に希望する容量を入れて適用を押します。指定可能な最小、最大値はその下に記載されていますが、横にある「最大に設定」ボタンを押すことで、最大値が入力されます。

なお、スナップショット等を取る為の容量を残さずに最大容量を指定すると下記メッセージが表示されます。スナップショットを使っていない場合には注意を読んでOKで良いかと思います。

ボリュームのサイズ変更ウィザード で適用すると、ボリュームの管理画面でステータスが拡張中となりますので、またここから待ちます。私の場合、10分弱で完了しました。

当方は、空き容量がほぼ100%に近かったためか、上記拡張作業の後、最適化処理が自動実行されました。最適化処理はおおよそ30分程度かかりました。

最後に、SMR(瓦HDD)のHDDでRAID5組んで使っている感想

NASのHDDはNAS用のお高めのHDDを使うのが推奨されていますが、QNAPでRAID5を構築し利用していて、特段困ったことはありません。

  • 速度は、ギガビットイーサネットで使う分には困らないレベル。50MB/s~90MB/s程度が出る。100kb単位の細かいファイルを大量に転送する時は転送速度が1MB/s程度に落ち込むこともあるが、RAID1構成のLinuxサーバに転送しても同様なので、特に気にならない
  • 値段・維持費は安い。データが心配ならRAID6にすれば良いと考えている
  • 音は、5400rpmのHDDを使っている為静かな部類
  • NAS専用HDDを使っていないからと言って、突然RAIDアレイが壊れたりと言った経験はない。

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