前回構築したUSBBootするUbuntu上にffmpegをインストールします。
USBメモリ上で暫定作業をして何度も書き込みをするにはよろしくないので、RAMディスクである/tmp上でmakeする為、一時的に/tmpの容量を変更するので、fstabの編集と再起動と言う作業が余計に入っています。
ffmpegをインストールしておくことによって、H.264圧縮も使えるようになるので、TSからH.264のmp4にエンコードすることで、高画質のままHDDの使用量を30分で500M程度にまで減らすことが出来ます。
もちろん、H.264圧縮したmp4ファイルであっても、前回構築したUSBBootするUbuntuでセットアップしたminidlnaで再生可能です。
sudo su - vi /etc/fstab
/tmpの空き容量が768Mしかない場合、ffmpegのインストール時がディスク容量不足で失敗する為、一時的に/tmpの容量を1024Mにしてからインストールします。
/etc/fstabの内容
# tmpfs /tmp tmpfs defaults,noatime,size=768m 0 0 tmpfs /tmp tmpfs defaults,noatime,size=1024m 0 0
/tmpの容量を直すために再起動します。lsofで/tmpを利用しているプロセスを調べて、サービス停止後にmount -a しても良いですが、環境によってしまうので、今回安全策で。
# 再起動 reboot
実作業は『ubuntu13.10にffmpegをインストールする』に書いてある作業を行います。そこに書いてある通りにインストールするだけでOKです。ffmpegインストール後、下記も読んでおいてください。
ffmpegインストール後に/tmpの仕様容量を768Mに戻します。(メモリに余裕がある場合には戻さなくてもOK)
sudo su - vi /etc/fstab
/etc/fstabの内容
tmpfs /tmp tmpfs defaults,noatime,size=768m 0 0 # tmpfs /tmp tmpfs defaults,noatime,size=1024m 0 0
再起動してからepgrecの設定を更新します。
# 再起動 reboot
epgrecにffmpegのパスを設定する。
http://IPアドレス/epgrec/install/step1.php
にアクセスして、設定を更新します。
ffmpegのインストール先は、epgrecにあるデフォルト値ではなく、『/usr/local/bin/ffmpeg』になっていると思います。一応、which ffmpegで調べてから進んでください。
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USBbootするUbuntu-NAS② ffmpegをインストールする | ffmpegのインストール |
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